【学資保険ガイド】教育費ナビゲーター

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父がかけてくれた学資保険には愛情がいっぱい詰まっていました。

私の母親は、私が中学2年生の時に亡くなりました。
今から10年前のことで、母の死後は父親が一人で私と弟を育ててくれました。
当時は気づきませんでしたが、今になって思うと沢山の苦労と心配が有ったと思います。
父親は小さな、商店を経営していて貧しくは無かったものの裕福とは言えるようなものでは無く、子供2人を育てることに不安があったと思います。
そんな父親の口癖は「お父さんに何か有ったとしても、保険に入っているから安心しろ」でした。
実際、父親は学資保険や生命保険など自身に万が一のことが有った時のために色々な保険に加入していましたし、母の死後は生命保険を一つ増やしていました。
それは、父の愛情で父自身も保険に加入することで安心して居たんだと思います。
私の名前で加入していた学資保険は、高校入学、大学入学の時、満期時にお金が受け取れるものでした。
私が希望していた高校はスポーツに力を入れていて活き活きとしている先輩が多く魅力のある学校でした。
けれど公立高校ですが、デザイナーがデザインした制服の学校で、お金の掛かるところが多い学校でしたので、気負いしていました。
家庭の状況を考え、他校を受験しようとした私に父は「保険が下りるんじゃから、好きなところに行ったらええ」と言って背中を押してくれました。
おかげで希望する学校に通うことができ、入りたかったテニス部でテニスに明け暮れ充実した毎日を過ごすことが出来ました。
進路を決める時期にも父親はまた「保険が下りるんじゃから、心配せずに大学に行ったらええ」と言ってくれました。
大学には、進学せずホームヘルパーの資格を取り予てから就きたかった介護の道に進みましたが、あの時父が選択肢に進学を入れてくれたことに、感謝でいっぱいでした。
いつか、父親に介護が必要になった時に恩返しできるような人になりたいと思い、介護の道を選びました。
大変なこともありましたが、学ぶことがたくさんあり、よき出会いに恵まれ一生続けたい仕事になりました。
そして仕事を通じて知り合った方といい縁があり結婚することになり、父親に挨拶に行った時のことでした。
最初は無口で彼が話しかけてもうつむいて手酌でお酒を飲んで居た父親でしたが、お酒が入るごとに少しずつ重い口を開きだし「娘をよろしく頼みます」と夫になる人に深く頭を下げて居ました。
帰るころには、すっかり打ち解けて目を細めて何度も「いい人を見つけた、いい人を見つけた」と私に言っていました。
そして、夫になる人がトイレに立った隙にそっと私にお金の入った封筒を渡し「これは、大学入学の時におりた保険じゃ、大学行かんかったから必要な時に渡してやろうと思ってた。
だから好きに使いなさい。」と言ってくれました。
そして、「結婚したらちゃんと保険に入らんといかんよ」と言っていました。
それが何とも父らしいなあと思いました。
そのお金は、結婚式費用に使い私はずっと夢見ていた長いバージンロードを父と歩くことができました。
何度も歩き方の確認をして居た父親の姿、一生忘れません。
そして、今。
私には1歳半になる子供が居ます。
産まれてすぐに学資保険に加入しました。
父が私にしてくれたように、高校入学と大学入学時、満期時にお金が下りるものにしました。
子供の未来を出来るだけいいものにしてあげたい、必要な時に悲しい思いをさせたくないと思いました。
きっと父も同じ気持ちだったと思います。